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自己中心的シネマ談

自己中心的シネマ談

韓国シネマ・フェスティバル2005

17作品のうち9作品をご紹介!+バンジージャンプする

【ピアノを弾く大統領】
 主演アン・ソンギ チェ・ジウ
 
 韓国版 ローマの休日らしいけど、
王女様ではなく韓国の大統領が学校の先生に振り回されて
最後は結婚までしちゃうというラヴ・コメディ。
アン・ソンギは、韓国の国民的俳優で、
「シルミド」では、厳しい役をしていたけれど、
この映画では、とっても温和で、
素敵で、ピアノまで弾く大統領の役でした。
チェ・ジウもいいたい事はたとえ大統領にだって言うわよ!と
いう気の強い(これは地なのかしら?!)役でしたが、
楽しめる映画でした。

【木浦(もっぽ)の港】
 主演チョ・ジェヒョン チャ・インピョ

  
「星に願いを」で、アン・ジェウクに主役の座を
奪われた形になったチャ・インピョが、チンピラの親分に
なっているのですが、メチャ、キャラが面白くて笑いっぱななし。
何しろ子分との会議中に「愛の劇場があるから」と席をはずし、
ウルウルと涙するんですもん。
ちょっとズレている親分の隙を狙って子分が麻薬の取引をするのですが、
それをチャ・ジェヒョン扮する頭はいいけど、
ちょっと間抜けな刑事が、潜入捜査でそれを暴くというもの。
9作品観た中で、私はこれが一番好きでした!

【コースト・ガード】
 主演 チャン・ドンゴン

チャン・ドンゴンが、世界的評価の高い奇才監督「キム・ギドク」に
ほれ込んで、破格の出演料で引き受けた作品らしいです。
確かに、いい作品だと思うけど、エグイわぁー。。
メチャエグイ作品だわぁー。。
南北軍事境界線の海岸で、民間人を着たのスパイと誤認して
射殺してしまった兵士の話だけど、
その民間人は、カップルでしかもHしてる最中に
男性が打たれてしまうから、女性は精神的におかしくなってしまうし、
射殺してしまった兵士もおかしくなってしまうし、
また周りの兵士たちをも巻き込んでしまう。
けれども こういう事は今でも起こりうるのではないかと思います。

【ジャングルジュース】
 主演 チャン・ヒョク イ・ボムス

「僕の彼女を紹介します」のチャン・ヒョクが、繰り広げる
フレッシュ青春アクション!というと爽やかな感じがするけど、
そうでもなかったなぁー(^^;
 ソウルの売春街で、ひょんなことから麻薬を手に入れてしまい、
その処分に翻弄する姿は面白いけど、
だらだらと長かったのにはちょっと降参。。
悪いけどもう少し短くていいんじゃない?!

【氷雨】
 主演 ソン・スンホン キム・ハヌル イ・ソンジェ

どれを観ても「ソン・スンホン」が主演って事になってるけど、
イ・ソンジェやキム・ハヌルのほうが中心。
話題の人を主演に書いた方がよりたくさんの人が観るんだろうけど、
それは悪どいわ(^^;
おかげで、整理券貰うのに早くから並ばなくちゃいけなかったじゃない!!
肝心の映画の内容は、・・・一人の女性を二人の男が愛し
(韓国ものでは、ありがち^^;)
その二人の男性が雪山で、その愛した女の話を始めるが、
話していくうちに、同じ女性だった事が次第に判っていくという話。
イ・ソンジェのとても自然な演技が涙を誘い、
ソン・スンホンの今にも泣きそうな顔に誘われ、滝のような涙に。。

【人生の逆転】
 主演 キム・スンウ ハ・ジオン

韓国もののSFって初めて観たかも。。
キム・スンウは、証券会社の社員だが、上がらない株を売っては、
客に損させ、自分でも借金だらけの毎日。
とうとう暴力団から追いかけられ、逃げ回るうちにトンネルの中で、
違う世界にいるはずの『自分?!』とすれ違う。
目を覚ますとそこは別の世界。
プロゴルファーになって結婚もしている?!
そんなギャップに苦しみながらも、アマチュア時代には、
優勝した事もある天才少年だった頃を思い出し、
必死で練習に励みついにはチャンピョンになる。。
そして、また元の世界に戻るが、
そこでは、何故か株で儲けた自分がいる。ラッキー!!
そして違う世界にいるはずの彼女を探し出しプロポーズ!
THE END..なのだが、
タイトルコールで、もう一人の自分が今の世界に行った時の話が
暫く続く。。それで、株で設けた話に納得出来る!
結構楽しめる映画でした。

【同じ年の家庭教師】
 主演 クォン・サンウ キム・ハヌル

高校5年生の(?!)不良学生と彼の家庭教師になった
同じ年の家庭教師とのキュートなラブコメディ。
金持ちのボンボンのジフン(クォン・サンウ)は、
2年留年しても勉強する気全くなし。 喧嘩早くて格好いい。
でもお父さんだけは怖い。 家庭教師を雇っても追い出す始末。
こんど家庭教師を追い出したらカードを取り上げると言われ
スワン(キム・ハヌル)の生徒になることに。
スワンも女手ひとつで育ててくれた怖~いお母さんに、
今度家庭教師を首になったら許さないと脅され
生意気なジフンに我慢して 家庭教師を続ける。
この二人のバトルが面白い。
ある日、ジフンの不祥事に怒ったお父さんが
「また外国に留学させる」と言い出したが、
もう留学したくないジフンをスワンが
「必ずお父さんが満足する点を取らせてあげる」と約束。
クリアーしたら留学させないであげてほしい、と、
お父さんに申し出て、スワンのスパルタな授業が始まるが
ここがまた面白い。
キム・ハヌルが、躍って歌うシーンがまた意外でした。可愛かったぁ~♪

【天国からの手紙】
 主演 キム・ヒソン シン・ハギュン

幼い頃、父を亡くしたソヒは、死んだという事が理解できず、
『火星』に行ったと信じ、手紙を書く。
その手紙に、返事が来る。
実は、隣のスンジェが、書いていたのだった。
ソヒは、大人になり都会に出てしまうが、
スンジェは、村の郵便配達として手紙を配っている。
ソヒは、都会での生活に疲れ村に帰ってくるが、
村はやがて、ダムになってしまうのだった。
ソヒは、また都会に戻りスンジェは、ダムとともに死んでしまうところは、
どうして?と思いつつも涙が出てしまう。。^^;
シン・ハギュンは、素朴な役をやらせたら最高だわ~。
しっとり泣きたい時にはいいかもぉ~。

【ファースト・キス】
 主演 アン・ジェウク チェ・ジウ

DVD持ってるのに、大画面で観たくて。。♪
芸能人記者ヨンハ(チェ・ジウ)は、kissもしたことのない堅物。
そこにプレイボーイ風のギョンヒョン(アン・ジェウク)が
カメラマンで入社する。
ある女優にインタビューしていた時、『キスした事ないの?』と、
逆に質問されてしまう。
ギョンヒョンとヨンハは、最初お互いに変なやつだなぁ~と
思っているが、次第に惹かれあい、
思い出の電話ボックスで、『キスしましょうか?』。。。
ギョンヒョンとヨンハが、取材に行った先で、映画を撮るシーンには、
チャン・ドンゴンやイ・ヨンエほか20名くらいがミュージカルを
しています。
本編と関係なく身を乗り出して見たくなりました(笑)
それにしても変な踊りだった・・。いいのかアレで。。

【バンジージャンプをする】
 主演イ・ビョンホン イ・ウンジュ

イ・ウンジュが、亡くなった後に観たので、涙涙・・でした。
何故か、イ・ウンジュって役の中でも死んじゃう役が多かったのよね。
アン・ジェウクとは『空中庭園』(愛と死をみつめて)で、
癌患者だったし『永遠の片思い』でも。
『ブラザーフッド』で知った人が多かったと思うけど、
惜しい人を亡くしました。。
この作品は、イ・ビョンホンが自分が好きな映画としても
必ず上げる作品だそうです。

ある雨の日、自分の傘に飛び込んできたテヒ(イ・ウンジュ)に
一目ぼれしたインウ(イ・ビョンホン)。
運命的な出会いで二人は恋に落ちる。
インウは、兵役に行く事になり、
テヒが、見送りに来るはずだったが、来ない。
(ここは韓国お決まりの交通事故)
それから17年後、インウは、高校の教師になっていた。
インウは、自分の生徒ヒョンビンの癖や性格が、
『テヒ』そっくりなのがとても気になりだし、
動揺する。それどころか体に触れ(ウァオ~!)
同性愛者と勘違いされてしまう。
『輪廻転生』コレを頭に入れながら観ないと、
頭がこんがらがってしまうかも。
最後に「今度は女の子に生まれなくちゃ」「僕も女の子かもしれない」など
と言い合うシーンがあるが、永遠に輪廻し続ける気なのね。。

*イ・ウンジュさんのご冥福をお祈りいたします。


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『韓国フェスタで、出会った方々』

*「木浦(もっぽ)の港」の時のお隣さん、色々教えてくれてありがとう!
アレから、どの作品を観たのでしょう?

*「ファースト・キス」のお隣さん。
またジェウクの作品仕入れたでしょうか?
お名前聞けばよかったわぁ~♪

*並んでいた時に『あなたまだ7作品しか観てないから、コレあげるわ』と
韓国フェスタのクリアファイルと写真2セットくれたおばあちゃま。
実は、ジェウクのは持っていましたが(笑)
断りきれなくて頂いちゃいました。コマウォーヨ♪
(おばあちゃまは、全作品観られたんでしょうね。。素敵♪)

*「バンジージャンプをする」のお隣さん。
きっとどこかで、また会えますね。一緒に行った『菜ずき』の
ビビンバ美味しかったです。


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